【2024年】愛知県(名古屋）のNIPT認可施設27病院を徹底調査

NIPT（新型出生前診断）を信頼のある認可施設で受けたいけど、病院の種類が多くてどの病院を選べばいいのか困っていませんか？

とくにまず最初に気になるのは料金かと思います。NIPTは自費診療のため病院によって料金が設定が違い、愛知県の最安値と最高値を比べると14万円も差があります。

認可施設の場合は料金や診療日時の違いはもちろん、最低来院回数や夫の同席が必須かどうか、NIPTが陽性だった場合の補償内容も病院によって変わります。

本記事では認可施設で500組以上の夫婦にNIPTのカウンセリングを行ってきた学会認定NIPTカウンセラーのなっちが、認可施設の病院ごとの料金設定や特徴を徹底的にまとめました。

経験を活かして愛知県おすすめNIPT病院をランキング形式でも紹介するので、病院選びの参考にしていただければ嬉しいです。

なっち

結論、認可施設は検査内容や質に大きな違いはないので、料金で選ぶのが一番わかりやすいです

認可施設の共通点

認可施設は正確には「認証医療機関」といいます。「認可施設」の方が呼びやすく一般的に浸透しているため、当サイトでは認可施設で統一しています。産婦人科医や小児科医、遺伝専門医などで構成された運営委員会が設定した基準を満たしている場合に「認可施設」というお墨付きがもらえます。

学会基準=ルールなため、下記の点は認可施設ならどの病院でも差がないです。

13,18,21トリソミーのみ検査可能

認可施設で働いていると「性別はわかりますか？」という質問をよく聞かれます。学会は13,18,21トリソミーの検査のみ許可しているため、認可施設では性別含めて3つの疾患以外はわかりません。他の疾患が気になる人は学会ルールに縛られない無認可施設が選択肢になります。

3つのトリソミーに関しては検査精度が高いことや倫理的配慮から学会で認められています。

なっち

海外では性別検査や微小欠失（染色体より小さな変化）を調べられる国もあるため、認可施設も検査項目が選択できる自由度があるといいのに...

検査前後の遺伝カウンセリングが必須

NIPTは採血だけでわかるかんたんな検査ですが、いのちに関わる大事な検査です。カウンセリングをしていてNIPTでわかることに関して「勘違いしているな」と思うご夫婦もいるため、検査前には必ず遺伝カウンセリングを受けてほしいです。無認可施設では遺伝カウンセリングを受けられない病院もあるため、認可施設はその点安心できます。

ただし、検査後も来院してカウンセリングを受ける必要があるので、最低2回は病院に行く必要があります。病院によっては検査前カウンセリングと検査を別日にしている施設もあるため、最低来院回数が3回の病院もあります。

なっち

体調が辛い妊婦さんが3回も行くのは大変だから2回でもいいのでは？カウンセリング当日にご夫婦が納得していれば検査できたらいいのに...

ただし、気になることや不安があったり、そもそも検査をするかどうか、もし陽性だったら...など夫婦間でうまく話し合えなかったりする場合は積極的に遺伝カウンセリングを活用してほしいです。

事前予約制&診療日が少ない

産婦人科医はたくさんいても、NIPTを説明できる医師が限られているため認可施設では事前予約制かつ診療日が少ないです。1日3組まで、と予約枠に制限がある病院も多いため、検査を希望する場合は早めに予約することがおすすめです。

愛知県の無認可施設が気になる人はこちらの記事がおすすめです。

認可施設による相違点

基幹施設か連携施設か

認可施設の中でもNIPTが陽性の場合の羊水検査などフォローが十分にできる病院を基幹施設、フォローが十分にできない場合に基幹施設に紹介する病院を連携施設と2種類に区別しています。そのため連携施設によっては、NIPTが陽性の場合に別の病院（基幹施設）を紹介する場合もあります。

料金に差がある

NIPTは自費診療なため病院によって検査料金の差が大きいです。愛知県では名市大病院が88,000円と最も安く、種村ウィメンズクリニックが228,800円と最も高かったです。検査精度に差がなく、調べる検査項目も同じで料金が14万円以上も差があるのはびっくりです。

結果返却日

認可施設では検査をしてから2週間後に結果を返却する病院が多いです。無認可施設の場合はメールで結果を通知することが多く、最短2日で結果がわかるところも多いです。

なっち

結果が陰性なら郵送返却できればいいのに...料金安い＆結果早くわかる＆来院する負担もないから、良いことばかりに思えるけどなあ...

結果が陽性の場合は、直接病院でお話しできた方が安心感は高いですね。

【ランキング】愛知県でのおすすめ認可施設3選

愛知県では認可施設が27病院もあります。選択肢が多いとどこで受けたらいいか迷いますよね？NIPTカウンセラーの視点でおすすめ病院を3つ選んだのでランキング方式で紹介します。

名古屋市立大学病院（瑞穂区）：愛知県内で最安料金

名古屋市立大学病院は料金が他の病院に比べて圧倒的に安いのが魅力です。基幹施設なためNIPTが陽性だった場合は、フォローが十分受けられ羊水検査の自己負担もないので安心できます。

NIPTを受ける前に腹部エコーで赤ちゃんの状態を確認できるのも嬉しいです。

ただし、カウンセリング当日にはNIPT検査を受けることができないため、最低でも3回は病院に行く必要があります。また、夫の同伴が必要であることが、ご夫婦にとって大きな負担になる点で注意が必要です。

なっち

検査内容が同じなら料金が安いところがいいですね

ラジュボークリニックなら同じ料金で性染色体検査もできます。

あいち小児保健医療総合センター（大府市）：NIPT前の無料エコー

あいち小児保健医療総合センターで出産予定の人は料金が約10万円で受けられてお得です。NIPTを受ける人は腹部エコーで赤ちゃんの状態が無料で受けられるのも嬉しいですね。基幹施設なためNIPTが陽性だった場合は、フォローが十分受けられ羊水検査の自己負担もないので安心できます。受診日が月・水に限られており、夫の来院が必須な点が注意です。

なっち

NIPTを受ける前にエコーで赤ちゃんの状態が見れるのは安心ですね

より多くの先天性疾患を調べたい人は遺伝子レベルで検査可能なミネルバクリニックがおすすめです。

名古屋大学医学部附属病院（昭和区）

名古屋大学医学部附属病院はがんゲノム医療中核拠点病院として遺伝専門医はもちろん認定遺伝カウンセラーも在籍し遺伝医療に強い病院として有名です。NIPTの料金は約12万円で認可施設の中ではやや安めです。

基幹施設なためNIPTが陽性だった場合は、フォローが十分受けられるので安心できます。

ただし、カウンセリング当日にはNIPT検査を受けることができないため、最低でも3回は病院に行く必要があります。また、夫の同伴が必要であることが、ご夫婦にとって大きな負担になる点で注意が必要です。

なっち

妊娠9週から検査可能なので、早めに受けたい人にもおすすめです

DNA先端医療株式会社なら妊娠6週から&追加料金なしで2回検査できます。早く正確な検査を期待する人はDNA先端医療株式会社がおすすめです。

認可施設のNIPTを受ける流れ

認可施設でNIPTを受ける場合、通院施設から紹介状（診療情報提供書）を作成し、認可施設に予約します。基本的には「NIPTを受けたいです」と主治医に伝えると「うちは○病院紹介することが多いので、よかったらそこを紹介しますね」と話が進むことが多いです。

ただし、どの病院を受診しても問題ないので「料金が安いから」「予約が取りやすいから」などの理由で他の病院を希望する場合はその旨を伝えればスムーズに紹介状を書いてもらえます。

無認可施設の場合は紹介状が必要なく、自分でメールや電話予約すれば当日でも検査を受けることができます。

愛知県内の地区別NIPT認可施設

愛知県では認可されたクリニック・病院は27施設あります。

認可施設で共通の項目は下記です。

認可施設の場合は産婦人科の主治医から連携病院を紹介されることが多いです。通いやすさを考えて生活圏内から近いところがいいけれど、他の病院の料金や診療日など気になりますよね。

NIPTは自由診療なため、料金は施設によって変わります。

愛知県の認可施設の中でもっとも低価格は病院は名古屋市立大学病院の88,000円、もっとも高価格な病院は種村ウィメンズクリニックの228,800円で14万円の差がありました。

なっち

料金を重視する人はラジュボークリニックが性別もわかって88,000円とおすすめです

それぞれの料金や診療日を地区ごとに紹介します。

＊ミネルバクリニック、ラジュボークリニック、DNA先端医療株式会社、平石クリニック、ヒロクリニックは無認可施設です。

尾張地方（名古屋）

名古屋第一病院（名古屋市中村区）

藤田医科大学ばんたね病院（名古屋市中川区）

中部労災病院（名古屋市中川区）

大同病院（名古屋市南区）

ロイヤルベルクリニック（名古屋市南区）

西部医療センター（名古屋市北区）

星ヶ丘マタニティ病院（名古屋市千種区）

名古屋バースクリニック（名古屋市名東区）

名古屋大学医学部附属病院（名古屋市昭和区）

名古屋第二病院（名古屋市昭和区）

名古屋市立大学病院（名古屋市瑞穂区）

種村ウィメンズクリニック（名古屋市天白区）

尾張地方（名古屋以外）

総合大雄会病院（一宮市）

てしがわらレディスクリニック（一宮市）

一宮西病院（一宮市）

森永産婦人科（春日井市）

まのウィメンズクリニック（春日井市）

かすがいマタニティクリニック（春日井市）

小牧市民病院（小牧市）

公立陶生病院（瀬戸市）

あいち小児保健医療総合センター（大府市）

藤田医科大学病院（豊明市）

三河地方

安城更生病院（安城市）

岡﨑市民病院（岡崎市）

豊橋市民病院（豊橋市）

トヨタ記念病院（豊田市）

豊田厚生病院（豊田市）

まとめ：愛知県(名古屋）の認可施設27病院を徹底調査

NIPTで妊娠中の不安を軽減したいけど、大事な検査かつ料金も10万円以上と安くないのでどこで検査を受けるか悩ましいですよね...

愛知県内で認可施設でNIPTを受けたい人は、名古屋市立大学病院が料金負担少なく受けられるのでおすすめです。あいち小児保健医療総合センターでは腹部エコーで赤ちゃんの状態をしっかり見てくれるので安心感もありますね。

通院の負担が少なく低料金で検査を受けたい人や、より多くの先天性疾患のリスクを知りたい人は無認可施設が候補になります。どこでNIPTを受けるにしても検査前遺伝カウンセリングが受けられる病院がおすすめです。